情報の発信

医師の過労死に関する情報の発信を行います

厚労省などへの働きかけ

医師の過重労働をなくすための厚労省や国会議員などへの働きかけを行います

医師の過労死相談

医師の過労死または過労死が疑われる場合の相談を行います

ABOUT

はじめ

私たちは過労死被災者の家族です。

私たちのかけがえのない家族は医師として過重労働を担う中で命を落としました。

医師の過重労働は、多くの医師の精神的・肉体的な健康を阻害し、時には命までも奪ってしまいます。そして親や配偶者や子供たちを不幸のどん底に落としてしまいます。

医師は聖職と言われますが誰かの犠牲によって成り立つ社会は幸福な社会とは言えません。

また、過重労働は医療過誤の一因となっていると多くの医師は考えています。

医師が健康で生き生きと働くことは患者や国民の幸せにとっても不可欠であると考えます。

私たち医師の過労死遺族の会は、私たちが被った悲劇が繰り返されないために、医師の健康と命、そして生活と家族を守るために、私たちができることを精一杯に行っていきます。

news

らせ

2024.4.1 ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんに聞く(上)

2024年4月1日「医師の働き方改革」スタート 医療の質落とさず効率化できるか

https://medical.jiji.com/topics/3400

読売新聞 2024年の医師 働き方改革 五回連載

医師を追い詰めた自己研さん、残業が月207時間…「限界です」26歳死亡

[2024年の医師 働き方改革]<1>


病院、宿直を「休憩」扱い…残業規制対策で申請急増し「書類が整っていればおりる」

[2024年の医師 働き方改革]<2>


変わらない医療現場の過重労働、過労で倒れた医師「自分を守らないと患者も守れない」

[2024年の医師 働き方改革]<3>


大学病院の宿直医、担当外も担当「判断ミスしないかびくびく」…医師派遣撤退で地域医療にしわ寄せも

[2024年の医師 働き方改革]<4>


スマホでカルテ、チャットで情報共有…「診療以外の時間が大幅に削減できた」病院に医師集まる

[2024年の医師 働き方改革]<5>

Greetings from the co-representatives

代表挨拶

noriko nakahara

中原のり子

医師の過労死 家族会
発足にあたって

   都内の民間病院に勤務していた、亡夫・利郎は1999年夏「少子化と経営効率のはざまで」という文書を遺して真新しい白衣に着替えて、勤務先の屋上から投身自殺しました。享年44歳。小児科部長代行を拝命して、半年後のことでした。

  夫は個人的な事情で死んだのではなく社会的な問題があると思い声をあげ続けています。これまでに多くの医師が過労死やバーンアウトで臨床を離れざるを得ない現実があります。志高い医師が、今後私たちの家族のような苦しみと哀しみに陥らないように社会的なシステムを構築することが必要です。

junko takashima

髙島淳子

医師の過労死 家族会
発足にあたって

晨伍が命を絶った令和4年5月17日、全てが撤収し深夜残された家族三人。迅速に対処する晨伍の兄の横で、両親は床に膝と手をつき呆然とするばかりでした。真の心ある沢山の方々の助けを戴き、それは悲惨な実情、そして晨伍と兄の人柄のなせる業と言われ、晨伍は医師、人間として慕われていたこと感謝します。「髙島先生のこれまでのご立派な歩みや、特に高度な専門知識を必要とする職業に就く方々の過労死をなくすためのケーススタディとして、情報を共有・発信してください。」ある方のこの言葉に励まされました。

example

労死実例

髙島 晨伍さん

“今朝変な気を起こしかけたけど、もう起こさんようにするから安心して”…

中原 利郎さん

経済大国日本の首都で行われている貧弱な小児医療この閉塞感の中で医師という職業を続けていく気力も体力もありません…

山田明さん

信じられる? 寝ているときに起こされるんだよ。しかもたいした病気じゃないのに来るんだよ。…

サポー

・会の趣旨に賛同し、名前を公表して会の活動に協力していただける方をサポーターとします。

・サポーターとなっていただける方はこのHPで名前と肩書を掲載させていただきます。

・サポーターとなっていただける方は、「ご支援について」コーナーのサポーター希望フォームへ必要事項を記入してください。

医師のサポーター

-作成中-

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一般のサポーター

発足時サポーター

植山直人 全国医師ユニオン代表

1990年鹿児島大学医学部卒業、1998年東北大学大学院応用経済学科にて福祉経済学専攻(修士課程修了)。

過労死問題を契機に2009年全国医師ユニオンを設立し代表となる

現在は医療生協さいたま行田協立診療所勤務、また産業医として働く人々の健康を守る活動に力を入れている。

医師の労働組合を設立して14年が経ちましたが、医師の労働条件は改善せずに医師の過労死は絶えません。

私たちが行った調査では20代の医師の14%が日常的に死や自殺について考えているとの衝撃的な結果が出ています。

ここまで若者を追い詰める医療界の風土や労働行政を変える必要があります。

医師がやりがいを持って生きいき働くことは国民の利益なのです。

渋谷健司 東京財団政策研究所 研究主幹

現在、東京財団政策研究所・研究主幹 、Medical Excellence Japan理事長、相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター・センター長等に従事。以前は、キングス・カレッジ・ロンドン教授、WHO事務局長シニアアドバイザー、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)科学諮問委員、東京大学医学部教授、「保健医療2035」策定懇談会座長、「新たな医療のあり方を踏まえた医師看護師等の働き方ビジョン検討会」座長、「医師の働き方検討会」副座長等を歴任。

小室淑恵(こむろ よしえ)

㈱ワーク・ライフバランス代表取締役社長

公立学校 200 校、民間企業 3000 社、7 省庁

病院9院、民間企業3000社、7省庁、公立学校200校などのコンサルティング実績を持ち、残業を減らして業績を上げる「働き方改革コンサルティング」の手法に定評がある。安倍内閣 産業競争力会議民間議員、経済産業省産業構造審議会、厚生労働省 「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」委員、文部科学省 中央教育審議会などの委員を歴任。

 支援した病院では、カンファレンスの仕方を変えることで30%時間を削減したり、多職種でのカンファレンスで医師への指示依頼が60%削減等の取り組みを進めることで、週4勤務を実現しながら、手術件数10%増・超勤時間40%減という変化や、手術室の断捨離や不要な手続きの見直しに取り組み、難易度の高い手術件数が31%増加する中でも、残業時間16%減少するなどの変化が生まれている。

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口座名義:イシノカロウシ カゾクカイ ナカハラ ノリコ